湯崎広島県知事による「14ヶ所の養護施設に入所する664人の児童の六割の児童虐待PTSDを精神科医が治療する」強制動員命令。
私の「児童期虐待の被害経験者が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2004)に10年振りに回帰して、全くゼロからPTSDを学び直しての再出発である。それは全国のPTSD否認精神科医の明日の姿でもある。
2010年突如起きた「発達障害ブーム」の時にも、日本に存在しなかった児童精神医学から老いも若きも発達障害を「お勉強」した。
しかし年寄りの頭には元々、精神病(統合失調症・躁鬱病・うつ病)が入っていたから、発達障害は無理に押し込んだようなものである。鼻垂れどもには発達障害も精神病も等価だったから、児童虐待PTSDを前にして発達障害妄想を頭から排除するには苦労するだろう。また年寄りがもうやめていた電気ショックをバンバンやってきた経歴も鼻垂れには不利だろう。多剤併用大量処方も鼻垂れの方が限度知らずにやってきた。鼻垂れの若さゆえの利点はあまりなさそうである。
肝心なのはボソボソPTSDに関わってきた連中の、EMDR・暴露療法・トラウマを消すSSRIという治療方法の全てが無効だとアメリカが断定したという秘密でも何でもない一般ニュースを、知らぬふりをするか否かである。
もう一つはこの10年間で児童虐待・いじめトラウマから原爆・原発放射能トラウマPTSDまで日本最多の22症例を発表した私のPTSD研究を否認するか否かである。まあほとんどは適当にパンフでも読んで、形だけEMDR講習でも受けて、子供を理屈も何もなしに薬漬けにするだけだろうけど。発達障害誤診・治療ごっこと変わらないでしょう。
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広島方式、児童虐待PTSD治療をゼロから学び直すのに年寄りが有利か、鼻垂れ小僧が有利か
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