長崎原爆被爆者で核廃絶を訴えていた山口仙二は晩年はオバマ大統領のノーベル賞受賞により核廃絶に期待していた。
原爆投下後半世紀経っても被爆者が原爆PTSDに苦しんでいると証明できればアメリカ国民へのアピールも大きかったろう。それを一番よく知っていたのが秋葉前広島市長であった。
しかし秋葉は広島の精神科医である私の原爆PTSD研究を否認し、自分たちの非精神医学的原爆PTSD調査に固執した。
去年亡くなった碓井静照広島県医師会長も被爆者だったが、広島県医師会雑誌「広島医学」に2006年に掲載された私の17ページの長大な論文「東京大空襲被災と広島原子爆弾被爆の両方を経験し複雑性PTSDを呈した一例」を否認した。
結局オバマ大統領の広島訪問による核廃絶への歩みはタイミングを失し、広島は湯崎知事による「児童虐待PTSDの精神科医による治療」からやり直すのである。
2010年106回日本精神神経学会総会:広島市平和記念公園内会場における「児童期に広島市北西山間部で原爆による黒い雨を浴びた複雑性PTSD患者にタンドスピロンとSDAが著効した一例」発表が最後のチャンスだったかもしれないが、日本精神神経学会が原爆PTSD問題をリードすることもなかった。
果たして後世というものが存在すればだが、歴史家は、関係者の我欲により核廃絶への第一歩につまづいたこの事象を何と評価するだろうか。
さらには福島原発放射能トラウマPTSDも否認。
2013年5月25日109回日本精神神経学会総会:福岡「関東から広島に転居直後に発病した福島原発放射能トラウマPTSDのSDA治療例」
こんなんで原発再稼働ねえ。
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被団協の山口仙二死去、故碓井広島県医師会長、秋葉前広島市長、オバマ大統領の核廃絶
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