夢の中で治療してた

昼寝してたら夢の中で治療してた。もちろんPTSDの治療。治療の上での約束を紙に書こうとしたら、うまく書けない（そりゃ夢の中だから）から困っていて目が覚めた。

精神療法や薬物治療の前提として、治療上の単純にして明快な約束事をしていくのである。 治療の構造を意図的に構築していく。

「元帝国陸軍兵士が複雑性PTSDを呈した一例」（広島医学2007）PDF公開中では幻覚と胸苦と連続飲酒に苦しむ老人に入院の空きができるまでは通院で「薬とお酒は同時には飲まない」という約束を書面にしたら、症状は最初の一週間で劇的に減少し、２週間目に入院した途端にほとんど消えて本人が喜びに舞い踊った。日中戦争で敵兵を銃剣で刺殺したトラウマを打ち明けるまでにはそこからしばらく時間がかかったのである。

PTSDの本当のキュア（治療）とは金吉晴や飛鳥井望のマニュアルではできないのである。